皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
わかりにくいですが、3月下旬、桜花満開の大阪城。間近で見上げるとその規模に驚くのですが、こうやって少し離れたところから見ても、その周辺の堀なんかも含めて、スゴイです。
撮影したのは当社の番頭さんです。近くで催された会議に出席したついでに撮ってメールで送ってくれましたので、さっそくブログで使わせて頂きます。
天正11(1583)年、羽柴(豊臣)秀吉によって築城された大坂(「大阪」の旧表記)城、縄張り(基本設計)には秀吉の軍師として有名な黒田官兵衛が、施工には法隆寺の番匠(ばんしょう=今でいう工事設計も施工もする大工棟梁)中井正吉が関わったといいます。
秀吉の築城した大坂城は、慶長20(1615)年の大坂夏の陣において、徳川軍の攻撃により落城し、破却されています。現在の大阪城は、江戸時代に入って新しく築城されたものです。さらに現在私たちが「大阪城」として認識している天守部分は、昭和6(1931)年、豊臣秀吉時代の大坂城の資料を基に「たぶんこうだったんじゃないか」という想像で復建したもので、波江悌夫設計によるSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造、エレベーターがついています。
余談ですが、昭和42(1967)年1月、古代怪獣ゴモラが出現し暴れたため、この大阪城天守閣は全壊してしまいます。…と、これは「ウルトラマン」の中のお話ですが、当時「ウルトラマン」のテレビ放映を見た元格闘家の前田日明氏は当時大阪に住んでおり、放映翌日「怪獣ゴモラに壊された大阪城」の様子が心配になり、実際に見に行ったそうです。ところが城が壊れた様子はなく、付近のオッチャンに尋ねると「ああ、あのあとオッチャンらが徹夜で修理してんけど、ほんま大変やったでえ」という答えが返ってきたとか。ではまた。