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床柱(とこばしら)をアップサイクル(その4)

  • 2024年1月17日

皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。

改装時に廃材として出た床柱に、鏡のフレームとして新たな使命を与える企画シリーズ、今回が最終話です。

さあ、私のアイデアを基に、大工さんがアレンジを入れて完成したものが、こちらです。

どうですか?床柱ならではの優雅で重厚感あるデザインを活かした、すばらしい仕上がり!このあと背面のベニヤを外して実際に鏡をはめ込んだところ、サイズもばっちりです。

もともと現場から出てきた廃材ですので、小さな傷などはありますが、似たような色で塗装して目立たなくするもよし、あるいはアンティークとしてそのままにしておくのも一興です。

さて、前回も述べましたように、今回は「アップサイクル」をテーマにした試みでした。

ゴミをなるべく出さないためのキャッチフレーズとして【3R】すなわち、Reduce(リデュース=減らす)、Reuse(リユース=繰り返し使う)、Recycle(リサイクル=再資源化する)が有名ですが、今回のブログテーマ【アップサイクル】は、これら3Rの中の【リサイクル=再資源化する】に分類されるものです。

今回の【床柱】→【鏡のフレーム】のように、不要となった製品をまた別用途の製品に変化させて使い続けることを、アップサイクルといいます。

一方【ダウンサイクル】という逆の考え方もありまして、有名なところでは、古新聞・古雑誌が再加工され、トイレットペーパーになる、なんて話をよく聞きますが、その最終はトイレで使われて流されますね。アップサイクルとの違いは、流されたペーパーはそれ以上再利用されない、というところです。

などと分類について調べていると、たちまち奥深くなって、わけがわからなくなってきますので、このような分類化は専門家にお任せしましょう。

日頃、消費経済・消費社会の中に身を置く私たちですが、ひとつでも、ふたつでも、カンタンなことからでいいと思います。地球環境のためにできることがあれば、実践してゆきたいものですね。ではまた。