皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
ゴールデンウィークのお休みは満喫されましたか?お仕事に出られていた方、お疲れさまでした。私はお休みをいただいて、家族で和歌山に旅行しました。
「天空の城ラピュタ」に出てきそうな景観が楽しめるという友ケ島(ともがしま)、現在は無人島なのだそうですが、加太(かだ)港から船で20分、有名な砲台跡など見てきました。ラピュタね、なるほどたしかに。
今は無人島となっているこの島を散策してみると、あちこちに空き家と言いますか、廃墟が点在しています。このあと写真を掲載しますが、それぞれ島内の別の場所で撮ったものです。誰がここまでほったらかしにしていたんでしょう。
ふと思いました。仮にここに住めと言われたら、どこにどんな改修を加える?番頭さんに聞くと、この写真だけではわからないところもあるけど、と言いながら答えてくれました。
1枚目の写真。
「屋根に草は生えているし、完全に朽ちてるやん」
「これはいくら何でも無理やろう、建て替えた方が早い」
「ちょっと押したらバシャーン、や」
まさかの超絶技術でここをこうしたら住めるようになる、という離れ業を期待したのですが、90%使えません。あえて改修というなら、基礎だけ残して上は全部やり替え。って、ほとんど建て替えですね。住まいの安全はとても大事です。
次の写真。
「すでにつぶれとるやんけ」ということで除却解体一択です。まあそうなんですが、にべもない。
さいごの写真。
かろうじて改修できそうなのがこちらでしょうか。
「スケルトン(柱と梁などの構造躯体だけを残した状態)にして、傷んでいる部分を補強して…基礎がブロックやなこれ」
ちなみにこちらは旧日本軍の将校宿舎だそうで、他の廃墟よりしっかり造られている?
さて、この令和7(2025)年4月から3年間の予定で、豊中市が空家問題の相談窓口をとして提携したのは、【一般社団法人既存住宅・空家プロデュース協会】という団体です。
ここが豊中市民の空家問題に関する窓口となり、相談内容によって、たとえば相続問題なら弁護士、遺品整理や解体なら専門業者、活用なら建築士、売却なら宅建業者と、各方面の専門家につないでくれるというものです。
空家の除却やリフォームのための補助金なども上手に活用しながら、空家問題を少しでもクリアして、「特定空家」に指定される前に対策を打ちたいものですね。
私たち森田工務店も、令和3年から「空家管理のお手伝い工務店」として、皆さまのご相談に応じてきました。空家プロデュース協会さんのビジョンとは似て以て異なるのかもしれませんが、空家のお悩みに寄り添って差し上げたいという思いは同じです。
空家を放置すると、上記の写真に示したような状態になります。こうなってしまう前なら、まだリフォーム、活用といった選択肢もあります。
私たちは建築・住まいのプロです。【空家管理のお手伝い工務店】は原則、ご相談・お見積り無料です。お気軽にご相談ください。ではまた。