皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
為(な)せば成(な)る 為さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり
と言ったのは上杉鷹山(うえすぎ・ようざん)だったんですね。私は母から教わった言葉として覚えていましたが、母が上杉鷹山なんて知っているのかどうか、怪しいもんです。
さて今日は【為したけれども成らなかった】話をします。
先日、豊中市が主催する経営者・管理者向けのセミナーを5回にわたって受講してきまして、その集大成としての【成果発表会】に出席しました。参加各社の中から6名が壇上でそれぞれの学習成果を発表することになったのですが、その中の1人になぜか私が選ばれることになりまして、さあ困りました。
①パワーポイントを使って、②人前で、③10分間、という3つの条件。慣れておられる方には、なんということもないのでしょうが、私にとっては大変な三重苦なのです。私、とても人様の前に立って話せるような者ではございません。できもしないことだとは思ったのですが、そのときは「よし、やってやろう」という気持ちになっていました。酒でも飲んでいたんでしょうかね。
発表にあたって、普通に読み進めば10分以内で終えられるような原稿を作り込んだのですが、前を向いて、横を向いて、下を向きますと、あら不思議、用意していた原稿の、どこの部分を読んでいたのか分からなくなってしまいました。しばし沈黙…。緊張しました。
冒頭の【為せば成る~】の論理でいうと、まだまだ反省の余地があったということですね。【為したけれども成らなかった】わけですが、やってみて初めてわかったことがたくさんありました。原稿をもとに進めるなら、【ここでページをすすめる】とか、もっと徹底して台本を作り込めばよかった…と私なりに反省しているわけですが、皆さんは似たような経験をされたこと、ありますか?
発表の出来栄えには不満足、でも、正面から挑戦できたことには満足しています。
いい経験をさせて頂きました。ではまた。