皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
先日、「蔵)(くら」の補修をさせて頂きました。
「蔵が建つ」なんていう立派な慣用句もあるくらいですが、当然私のマンションにはないものです。旧家に多く見られます。
年月が経ち、大きな地震なども経験しますと、どうしても人間が作ったものですから、壁の漆喰(しっくい)が剝がれたり、中の土がこぼれたりします。しかし強いですね。風雨に耐え、かつ火災からも中の財物を守るため、どっしり、がっしりと作られている印象です。
左官(しゃかん)さんがきっちり仕事をしてくれました。床張りは大工さんですね。きれいに仕上がっています。
すみません、スリッパが映り込んでしまいました。奥の方には桐箪笥でしょうか。五三桐(ごさんのきり)の御紋が見えます。
日本建築は『しっかり手入れ、しっかり長持ち』です。かつてこの蔵を建てた施主さんも、施工した職人さんも、きっと喜んでおられると思います。ではまた。