皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
先日、退社が遅くなってしまって、事務所の最終確認を終えて消灯しますと、事務机のあちこちで、何かが緑色に点滅しているのに気づきました。近寄って確かめてみますと…。
コンピュータ電源の切り忘れ?スマートフォン?違いました。
空調作業服のバッテリーだったんです。この日は建方があった日でした。デスクのあちこちで点滅していたということは、皆、空調服を使っていたということです。まあ、暑かったですもんね。
私が空調服を初めて見たのは、はるか前、もう21世紀にはなっていたと思いますが、最初はこれがなんだかわかりませんでした。
「この暑いときに、なんでそんなダウン(ジャケット)着たはんの?」
「これ、空調服いうて、中で風が出よりまんねん」
「暑(あつ)ないの?」
「暑ない。電池(バッテリー)が切れたらサウナですけど」
設備屋さんとそんなやり取りをしたことを覚えています。
腰の左右あたりに、小型のファンがついていて、衣服と体の間に風が通って涼しいんですね。ダウンジャケットのように見えたのは、ファンが作動して空調服が膨らんでいたのです。そのころは見慣れないものでしたから、何か滑稽(こっけい)に思ったものです。
それから20年ほど経って、初めて空調服に袖を通してみました。ファンとバッテリーは着脱式で、衣服だけを洗濯できるようになっています。スイッチを入れると、ファンが作動し、首まわりや袖のあたりから空気が出ていき、涼しいです。扇風機の直近にいる感覚です。
嬉しがって試していると、腰のあたりが冷えてきます。現場仕事だけでなく、アウトドアなんかでも使えます。暑いところでこそ活躍するアイテムだということです。
難点は、まだ少し値段が高いことと、充電に時間を要することでしょうか。
夜の間に充電しておいて、次の日に備える、ということだったんですね。妖しく光る緑色のランプ、切らずにおいてよかったです。暑い夏、皆さんお気をつけて。ではまた。