皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
昨日は「M-1グランプリ2022」と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回の放送時間帯が重なり、我が家のテレビはどうなるのかと思いましたが、意外に「鎌倉殿」一択で、幸いにもチャンネル争奪戦は起こりませんでした。視聴率の上では「M1」に軍配が上がったようですが「鎌倉殿」は大健闘したと、ニュースなどで評されています。
このブログで「鎌倉殿」の話をするのは今年何回目でしょうか。結局ほぼ毎週観ていました。詳細は書きませんが、悲劇と喜劇を交錯させる演出と、最終回の結末は、いままでの大河では見たことのない、衝撃的かつ斬新な演出でした。物語のクライマックス「承久の乱」の発端となった、大阪府豊中市の長江・椋橋荘の所領問題が、どのように描かれるか私は楽しみにしていたのですが(過去のブログ)、にべもなく、サラッと流されてしまいました。
さて、風呂から上がってようやく観た「M1」は、最後の「ウェストランド」の漫才が終わったところで、審査員の立川志らくがとても高い評価をしているところでした。
現時点で私はウェストランドの今回の漫才は観ていませんが、落語立川流に通じる、毒の効いた笑いがあったようですね。他の審査員の方も述べていましたが、ブラックジョーク=問題発言=批判の対象という今の風潮へのアンチテーゼとして、表現の手法を変えることによって、新しい笑いの可能性を示した、という評価をされたようです。本人たちがそういうことを意識していたかどうかは別にして、ウェストランドの投じた一石は、今後どのような波紋を起こしてゆくのでしょう。
「M1」で観る漫才の多くはハイスパートで、競技的な感じがして、テンポが速くて疲れてしまいます。私は往年の「夢路いとし・喜味こいし」の緩くて穏やかでにこやかな漫才が好きなので、特にそう感じるのかもしれません。
大河ドラマも、漫才も、新時代での生き残りをかけて、新しい可能性を求めているのでしょうね。ではまた。