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大黒さん

  • 2023年2月24日

皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。

ひょうたんです。家内の両親が定年後に始めた趣味で、数年前まで栽培・製作行っておりました。栽培→形成→収穫→加工は義父が、文字と絵付けは義母が担当していました。3年ほど前、私が森田工務店に就職する際、これを頂きました。

義父母の技術がどうだこうだと書いてしまうと、身内自慢の手前味噌になりますので、ここでは控えておきます。

表面にはTake it easy、のんびり気楽にいこうぜ、という意味だろうと思いますが【楽天心不憂】。さらに七福神の大黒さんが描かれています。この顔が義父によく似せてありまして、私はとても気に入っています。縁起が良いので事務所の応接間に飾っております。

ところで豊中市の南部に「大黒町」という地名がありますが、大阪市のなんばから天王寺方向に進むと「大国町」という駅があります。どちらも「だいこくちょう」と読みます。

大黒さんはもともと古代インドの神様で「大いなる暗黒」を意味する、戦いと破壊と再生を司る恐ろしい神様でした。黒い憤怒の形相ですが、仏教の守護神として中国に伝わり、再生=財福の神という一面がクローズアップされて、さらにそこから伝わった日本では、神話の「大国主神(おおくにぬしのみこと)」とごちゃ混ぜになってしまい、いつしか写真のような、豊作でニコニコ顔の神様になったようです。

それはそうと、大黒さんが手にしているのが、かの有名な「打ち出の小づち」です。昔話では、悪い鬼が持っていたりしますが、大黒さんの持ち物だそうで。しかしこんな立派な工具を持っているということは、大黒さんはひょっとしたら、建築もなさるのでしょうか。打ち出の小づちを振れば振るほど家が建つ!?なんとありがたい神様!ではまた。