皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
我が家のリフォームで廃材として出た床柱(とこばしら)。捨てるに惜しく、もったいないから流用でも転用でもしたいのですが、使い途がみつからず…。このままではこの床柱、バッカンに乗せられて、ある晴れた昼下がりにゴトゴトと運ばれてゆく…。というのが前回のブログの内容で、今回はその続編です。
我が家には、古い、大きな鏡が一枚あります。鏡にはフレームも何もなく、ただ壁に引っかけてあるだけのものです。これだ!と思いついたのは昨年末。
床柱の化粧面を活かして、鏡のフレーム(枠)にしてはどうか。
我ながらナイスアイデア。私の家で使うだけなので、誰かに笑われることはあっても、怒られることはないだろう。と早速、頭の中でイメージしたものを、誰かに説明するのにラフ(下絵)をノートに書き、さらに寸法を入れ整理していきます。
スラスラ~っと書いたつもりですが、1スラ15分として2スラで30分くらいはかかったでしょうか。
さてこれを誰に加工してもらおうか。と、ここが問題であります。
自慢ではありませんが、私は鋸(のこぎり)を持って、真っすぐ切るべきところを斜めに切るのが得意なのです。私の得意技をここで活かしてはいけないと思い、誰か大工さんをみつけたら、ちょっと加工してもらって…と。
まず新入社員…といってもまだ3年目?いや、もう3年目の大工見習君がいるので、すこしでも経験値になればと思い、かくかくしかじかこういうわけで…と説明したところ、
「うーんなるほど、難しいですね~、僕には無理ですね~」
…と。まあアッサリしたもんです。…しっかり修業してください。
次につかまえたリフォームの大工さんに、かくかくしかじかこういうわけで…と説明したところ、
「ああ、いいですよ」
「ただ、図のこの部分は、できないことはないけど時間がかかってしまいますね」
「あとこの部分にこういう補強を入れてあげないと鏡を支えられないよね」
「だったら簡単な方法として、こういうのはどうでしょうか」
さすが大工!これよ!これを期待してたのよ君には!ねえ見習い君!
というわけで、なんとリフォームメインの大工さんが動いてくれることになりました。
この大工さん、普段からとてもやさしい方で、嬉しかったですねえ。
次回は、床柱がどのように加工されていったのか!乞うご期待!ではまた。