皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
さきほど銀行さんがお見えになりまして、当社創業100周年、設立60周年のお祝いとして、破邪の縁起物【蟇目矢(ひきめや)】を頂戴しました。三井住友銀行さま、御高配ありがとうございました。
銀行の部長さんに「鏑矢(かぶらや)ですか?」と聞きますと、「蟇目矢(ひきめや)です」とのことでした。弓で射ると特殊な音が鳴って、その音が邪気を払うというので、縁起物として扱われているそうです。
写真をご覧いただくとわかるかと思いますが、矢先には尖った鏃(やじり)がついておらず、通常、殺傷能力はありません。代わりに先端部が膨らんでいるのがわかりますか?この部分を鏑(かぶら)といいます。
鏑は、私が知っているものは、こぶしの中に隠れるか隠れないかぐらいの大きさで、紡錘形(ぼうすいけい)をしています。紡錘とは、凧揚げを思い出してください、長いタコ糸を棒にグルグルに巻いたときの、真ん中ばかりがよく膨らんでいる、あんな感じの形状をいいます。木でできており、中は空洞で、中心部から矢で串刺しにして固定してあります。
などと余計な解説ばかりでなかなか本題にたどりつかないのですが、そんな鏑矢を射るのを見ていますと、
ぶるううーん…
とおもしろい音が鳴ります。鏑の空洞部分で空気が共鳴しているのだと思われますが、冒頭の蟇目矢とのちがいは、矢先に鏃(やじり=金属製の尖った先端部)がついているかいないかの違いのようです。
【一箭有心(いっせんゆうしん)】ですか。箭とは矢のことですが、1本の矢に心あり。矢の1本1本に心をこめて、いい加減なことはするなよ、という解釈で合ってますかね?また相手からの一箭にも心がこもっている、と解釈するならば、こちらもまた心をこめて応じないと、という捉え方も可能ですね。
エエ加減な仕事、エエ加減な応対はしなさんなよ、ということですか。頑張りましょう。ではまた。