皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
雨の後は、事務所下の雑草がよく伸びています。ときどき草引きをするのですが、踏んでも枯れない、砂利石やコンクリートの少しの隙間からでも、抜いても抜いても生えてくる。まあ元気です。
この間、私一人で映画『キングダム2』を観てきました。
『キングダム』は、のちの秦の始皇帝、秦王・政(セイ)と、一介の雑兵から将軍を目指して成り上がってゆく少年・信(シン)の物語です。詳しい内容は伏せておきますが、劇中、主人公と行動を共にする仲間の役で、プロレスラー・真壁刀義(まかべとうぎ)選手が出演しています。
建築の用語では「しんかべ」と読むのが一般的ですが、今日はこの「まかべ」選手について少し綴ってみます。
天龍源一郎や長州力のような、相撲やアマレスの実績をもつアスリートが数多くいるプロレス界で、真壁選手は大学の「プロレス同好会」出身のためか、大変な苦労だったようで。昔の体育会系をご存知の方は想像がつくと思います。
プロデビューしてもずっと地味な選手で、評価も低かったのですが、練習はいつも熱心にやっていたといいます。長い、地道な陰の努力を評価され、ついにはチャンピオンにまで上り詰めました。
高価な花ではない、きれいでもない、けれどもしぶとい。人はそんな真壁選手を評して「雑草魂」といいます。
『キングダム』での役どころも、そんな彼にぴったりだったと思います。
雨上がりで土が柔らかいのに、やたらしぶとい雑草を引っこ抜きながら、真壁選手のことを思い出しておりました。ではまた。