皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。
さっそくですが、工務店倉庫の傍で見つけました。これは何でしょう。
これまたさっそく正解を申します。これは「ミキサー」といって、モルタル(=セメント+砂+水)を撹拌(かくはん=かき混ぜる)するための電動器械です。かなり年季が入っており、一見コテコテに見えますが、十分手入れされております。直径は1メートル弱といったところでしょうか。左官系や土木系の職人にとっては、仕事をスムーズに進めるための便利な道具といえます。一方で、大工系の職人が使うことは、通常はありません。
この他、車体後部に大きな回転ドラムを乗せている工事車両、これをミキサー車といったりしませんか?
厳密には現場でコンクリート(=セメント+砂+砂利石+水)を混ぜ合わせて製造することができるのが「ミキサー車」で、あらかじめ工場で製造された生コンクリートを、分離しないように撹拌させながら現場に運搬する車は「アジテータ車」というそうです。
あまり聞きなれない名称ですが、外見はミキサー車と似ているので、私は気にしていませんでした。ミキサーとアジテータ、どこがどう違うのかは、また機会があれば調べたいと思います。
料理をされる方にとってはハンドミキサーやブレンダーをいいますし、音楽に詳しい方にとっては、コンソール(スタジオなどで複数の音のバランスを自在に調整できる装置)のことかもしれません。
私にとってのミキサーのイメージは、なんといってもミックスジュース製造装置(?)、今風にいえばブレンダーですか。ブレンダーはアメリカでの呼称で、ミキサーをこう呼ぶようになったのは最近でしょうか。私の中ではミキサーはミキサーなのですが。
関西のミックスジュースは、各ご家庭にもよるでしょうが、バナナ、リンゴなど果物の他、時にはハチミツやフルーツの缶詰を入れてみたり、そして牛乳を入れて「ミキサー」で数十秒撹拌します。リンゴの皮やイチゴの粒々の舌触りを感じることができるのも、醍醐味(だいごみ)といえます。関東のミックスジュースは牛乳を入れないと聞きましたが、本当でしょうか。
ミキサーもいろいろですね。ではまた。