一本桜の木の下で

皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。

お花見など、催されましたか？古くは西行法師、本居宣長、最近だとそれこそ花びらの数ほど枚挙に暇（いとま）がないくらい、人は桜の花が散りゆくさまに感嘆し、それぞれの感性をもって作品にしてきました。

森田工務店では、先日久しぶりに【一本桜・花見の宴】を開催し、職人さんたちを招いて花見がてらのバーベキューをしました。この数年はコロナの関係でずっと途絶えていましたので、私も参加するのは初めてです。社長宅に昔から桜の古木が1本あります。旺盛な花の勢いはなく、しかも今年は桜が早かったので、半分は葉桜でしたが、桜には違いありません。

桜の咲き具合などお構いなしに、大工さんたちは次々にU字溝を並べ、炭火を熾（おこ）し網を乗せ、束石と角材で臨時の腰掛け、現場用の照明器具でライトアップ。まあ手際のよいこと、あっという間に即席のバーベキュー会場の出来上がりです。私が別の所用を終えて到着した頃には、会場も、職人さんも、すっかり出来上がっておりました。

今回はそこに強力な事務員さんが加わっています。事務員さんが前日から仕込んでくれた大量のおでんがまためちゃくちゃおいしい！酒飲みが喜ぶ、やや濃いめ+ほんの少し甘めの、絶妙の出汁が、大鍋でしっかり煮込まれた具の芯まで浸み込んでいます。口の中でホロホロとやさしく崩れる鶏肉、一本一本串打ちの手間をかけた牛すじは口の中でとろけます。ビールがどんどん空いていきます。おかわりを頂いた挙句、テイクアウトまでしました。まだ4月に入ったばかりですが、私の中ではベストオブおでん2023決定です。私の食レポ、伝わりますか？伝わらない？食べてもらえばわかります。

それにしても職人さんはよく飲みます。瞬く間に空き缶の山、一升瓶も軽くなります。そしてこう言ってくれました。森田工務店は事務所の雰囲気がよくなった。明るくなった、と。嬉しいですね。きっとまだまだよくなる。そのために頑張る。私はいつもそう思っています。

日頃はなかなか会う機会がない職人さんからも色んな話を聞くことができ、とても楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。お花見の準備にかかってくださった皆さん、ありがとうございました。

このような大勢の宴会も楽しいですよね。ではまた！