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空き家事例2: 鉄筋コンクリート(RC)造、ゴミ屋敷状態

  • 2021年12月21日

皆さんこんにちは。株式会社森田工務店の森田晃司です。

ここでは、これまでにご相談頂いた、空き家に関する事例を紹介しています。

北大阪近辺で、空家の管理のことでお悩みの方がありましたら、いちど当社にご相談されませんか?

いっしょに考え、何かお手伝いできることがあるかもしれません、

 

 

空き家事例2: 鉄筋コンクリート(RC)造、ゴミ屋敷状態

B邸: RCマンションの一室(4LDK)、築約50年

状況: 高齢で認知症の所有者が施設に入ることになったが、家の中がいわゆる『ゴミ屋敷』状態。ごみの量と臭気がひどく、これをどうしたものかと、ご親族からのご相談。

ご意向: 売却したいが、築年数も古いし、売れるかどうか。なるべく高値で、買い手がつくような方法をご希望。

当社の対応: 

室内ごみ・不用品類の整理・処分・・・費用=約80万円

まず大量のごみを何とかしないことには家具、前に進むことができませんので、室内のごみ・不要品類の選別・処分をいたしました。

おおまかに言いますと、ごみの量・種類、搬出のためのトラックの運搬台数、スタッフの人数(日数)によって、金額は変わってきます。

②空室状態になったところで、以下の4つの提案を行いました。

第1案 このまま手を入れず、売却先を探す・・・費用=不要

当社では対応せず、また料金も頂きません。信頼できる不動産業者を紹介します。

この事例に関しては、いわゆる「事故物件」ではありませんので、通常の相場の中で評価され、流通されるべき不動産です。ただし、築年数や間取り、汚損の程度で評価額は数百万ていどではないか、とのベテラン宅建業者の目算でした。

第2案 スケルトンにして売却先を探す・・・費用=約1,350,000円

ゴミが片付き、次に直面した問題が、家じゅうに染み付いたニオイです。異臭を根源から除去する方法として、壁・天井などは解体し、梁・柱などの躯体だけを残した状態(通称・スケルトン)にして売却する方法です。

費用を安く上げるための目先のリフォームでは、染み付いたニオイが十分にとれず、買い手がつかない、あるいは後々クレームに発展する恐れがあると判断し、まずスケルトンにするという方法を提案しました。

第3案 原状回復=元通りの形状に戻す・・・費用=約4,700,000円

第2案から展開してゆくもので、スケルトン状態から大工工事にかかりますので、費用がかさみます。

第4案 大がかりなリフォーム・・・費用=約8,000,000円

これも第2案から展開してゆくものですが、お客様のご意向とはすこし違った考え方の上に立った提案で、売却ではなく、時代に合った間取りにリフォームを施して、賃貸物件として所有しておく、というものです。

スケルトンから、バリアフリー化、広いリビング、アイランドキッチンを設計し、和室はすべて洋室にリフォームします。

当社からの助言: ご売却を前提としたものでしたので、現場を確認した番頭の見解として、第1案か第2案をオススメしました。

結果: お客様は第1案「このまま手を入れずに売却」を選択されました。幸い、すぐに買い手が見つかり、しかも先のベテラン業者の目算よりも上値で決まったようで、よかったです。私たちの出番はありませんでしたが、お客様の望む形に解決できたと聞いて、安心いたしました。

 

私たち森田工務店の本領はもちろん建築ですが、社会問題となっている空家問題にも、私たちなりのアプローチができないか、と考え、「空家管理のお手伝い工務店」として活動しています。

当社は、大阪府豊中市を拠点に、北摂エリアを中心に営業しております。ご相談・現地調査は原則、料金をいただいておりません。