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低予算番組と思っていたら

  • 2023年3月14日

皆さんこんにちは、株式会社森田工務店の森田晃司です。

少なからず感動を覚えたテレビ番組がありました。てっきり低予算の地元ケーブルテレビ局の制作かと思えば、意外にもその発信元がNHKだったので、少し驚きました。

折しも、ぜんぜん登院せず除名云々で話題の議員・そもそも党名からして何かと話題の党のことを思い出します。高い放送受信料を取っておきながら、こんな低予算(風の)番組を作るなんて、例の党に対する当てつけですか?いえ、私の声ではありません。そんな声が聴こえてきそうだと思っただけであります。

さて本題に戻ります。私が観たのは、公共の場にあって誰でも演奏ができる「ストリートピアノ」に定点カメラを据えて、ピアノを弾いていく人を撮影している番組でした。番組表に「豊中」とあったので、千里中央界隈かな、市役所ロビーかな、と勝手に想像してみましたが、なんと豊中市の南部地域・庄内(しょうない)にある豊南市場(ほうなんいちば)が舞台でした。庶民的な雰囲気が魅力の「豊南市場」の感じと「ストリートピアノ」が、私には連想できませんでした。

ちなみに全国各地で見かけるストリートピアノは、アップライト(タテ型)が多いように思いますが、豊南市場のそれは、地元のライオンズクラブによる寄贈のグランドピアノ(!)。値段も、音の響きも、アップライトとは全然違います。

観ていて特に心に響いたのは、30年近く勤めた会社を退職し、この日が最後の出社日だったという男性の演奏でした。繊細で情感豊かな演奏で、とても素人とは思えません。聴いていて思わず涙がこぼれてしまいます。演奏曲は知る人ぞ知る、アンドレ・ギャニオンの「めぐり逢い」という曲です。私はこの曲を初めて聴いたのですが、これがまたなんともいい曲で(~中略~)男性の演奏に、魅力的な楽曲と、グランドピアノ(と豊南市場)が応えてくれたようです。

おそらくは地域活性のために設置されたであろうストリートピアノ、近くには音楽大学もありますし、もっとこの場所が栄え、昔のように賑わってくれることを願っています。

ではまた。